格闘ツクールキャラができるまで

第3回・リアクション編
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今回は攻撃を受けてのけぞっている、いわゆる
「リアクション絵」です。描き方次第で技の痛さや
激しさを演出できるのけぞり絵ですが、これも
使いまわしの技法を使えばそこまで労力無く
描くことができます。

まず最初は小ふっとび絵。攻撃を受けた時、ちょっと
後方に飛び上がってのけぞるタイプ。1から
描いているのは最初の1枚目だけです。
2枚目の前のめりになっている上半身は使い勝手が
よいので忘れずにキープを。顔部分も実は
歩きモーションの顔を90度回転させて
表情を変えただけです。
今回2番目は中ふっとび絵+崩れダウン。
それぞれ仰向け・うつぶせにダウンするのけぞりです。
絵の説明の通り使い回しの嵐。1から描いたのは
実際に倒れている(うつぶせ・仰向け双方)2枚です。
この後起き上がりモーションもあるのですが、
全てこれまでの絵の使いまわしのため
(回転移動+しゃがみ途中の絵)
省略させていただきました。
今回3枚目は大ふっとび絵。大きくふっとんで
しりもちからうつ伏せダウンへひっくり返る大きな
のけぞりです。絵だけ見てもわかりにくいので
残像付きでアニメの様子も合わせて載せていますので
参考にしてください。

それなりにふっとんでいるように見える(と思う)
このモーションもフタを開けてみれば新絵はほぼ0と
いう状況です。もっと手を加えたいという方はここに
手足のばたつき、服のしわ、髪の毛のなびき…
などの演出を加えてみてもいいかもしれません。
今回のポイントとしては(格ツクを実際に持っている人でないと難しいのですが)、
『実際に格ツクに取り込んでアニメーションさせてみて、違和感があるところだけ修正する』
ことです。これも考え方の違いもあるかもしれませんが、使い回しばかりのアクションでものすごく違和感があるんじゃないかと
思ったリアクションが、実際に動かしてみるとほとんど気にならなかったり、逆に時間をかけて新絵を描いたリアクションが
実際に動かすとすごく気になってしまったりと、違和感のある・無いは実際に動かしてみないとわからない部分が多くあります。
なので実際に格ツクに取り込み、違和感が無いならそのままで、違和感があるものに関してだけ修正していく…
というスタイルをとると、結果として完成に早く近づけるのでは無いかなと思います。
次回は攻撃モーション絵ができるまでを紹介します。

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