ツクールでできる!?プログラミング教育のお話 |
13.プログラムは見張りの達人! (プログラムはキチンと組みさえすれば「うっかり」も「見逃し」も無いというお話) |
後半は自動で温度調節するプログラムの説明に入ります。 自動調整に使っている命令がこれ。実は意外とシンプルです。 トリガーは「並列処理」。これは他のことをしている間でも常にこの処理をしていますよ、というものです。 命令の最後に10フレーム待つ命令がありますので、これは10フレームごとにチェックしています。 60フレーム=1秒というのは前に説明した通りなので、このプログラムは約0.16秒に1回の割合で、 温度のチェックをしていることになります。人間にはちょっと難しい技ですね。 そして「条件分岐」で「19度以下になったら温風を出す。29度以上になったら冷風を出す」命令をしています。 この19度、29度というのは、画面右側の温度の色で言うと、ちょうど緑色の部分になります。 この花は「18度以下、または30度以上になると枯れ始める」というルールなので、その手前の温度になった時点で プログラムが働き、その温度にならないようにしているのです。 温風が出ている時の命令。部屋を暖めながら60フレーム(つまり1秒)ごとに温度をチェックし、 一番安全な温度、この場合は24度まで温まったらエアコンのスイッチが切れるようになっています。 これで消し忘れの心配も0です。冷風の場合も、部屋を冷やす命令以外は温風の時と全く同じです。 今回は分かりやすくするため、プログラムが働いた時にカチッと音が鳴るようになっています。 しばらくこの部屋にいると分かりますが、結構このプログラムが働くことは多いです。 話をしている間でも働くプログラム。一度組んでしまえれば見逃しもうっかりも無いとても便利なものです。 |
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