ツクールでできる!?プログラミング教育のお話

10.レッツ、ダンシング!
(簡単な動きを組み合わせることで、簡単なダンスが誰にでも作れるお話)
プログラムの良いところの1つとして「才能がほとんど必要ない」ことがあると思います。
例えばダンス。単純に「前へ出る」とか「ジャンプする」とか「向きを変える」などを取ってみても、
身体の感覚や動きのキレは人によってちがいます。自分は才能は全体的にかなり無い方で、ダンスを踊っても
かなり苦笑いされた部類。あとでビデオで見てみると確かに動きがぎこちなくて、浮いて見えるんですよね。
ところがプログラムならその心配は無用と考えます。才能のある人が入力した「右を向く」でも
才能の無い人が入力した「右を向く」でも、同じように右を向きます。入力する人によって変わることがありません。
したがって、お手本のとおりに入力すれば、どんな人でも同じように動かすことができるのです。
これはプログラムの大きな利点と考えています。「分かっているけどできない」ことがほとんど無いのです。

ではプログラムは誰が入力しても同じなら、自分らしいオリジナルのものを作ることはできないのかと聞かれれば
もちろんそんなことはありません。そこで今回はツクールを使ってのオリジナルダンス作りに挑戦してみましょう。

上の画像をクリックすることでゲームへ飛びます。
今回の説明部分は1ページめくった『10.プログラムでレッツダンス!』です。
画面に赤・黄色・緑の3色の光があります。この光に話しかけることで右側にいる男の子が動きます。
どの光に話しかけたかによって動き方が変わります。連続で話しかければもちろん連続で動きます。

それぞれの光には話しかけられたときに、このように命令が入っています。
それらを組み合わせることで、ダンスを作ることが簡単にできるので、
ぜひ、オリジナルのダンスを作ってみてください。
ある程度動かすと、これだけでは物足りないと感じる人もいると思います。
そんな時はぜひ「RPGツクールMV」で(体験版でもいいので)自分でプログラムを組んでみるといいでしょう。
上で踊っている女の子たちも、1つ1つは簡単なこの命令を組み合わせることで動いています。
少し慣れるだけで、こういったダンスもすぐ作れるようになります。


自分で作る時の注意点!
下の男の子のように「あるものに話しかけたら動く」仕掛けを作る時にはオプションに注意が必要です。
今回、男の子の動ける範囲には限界がありますので、ひたすら前に進んでいると壁にぶつかり進めなくなります。
もしその時にこのオプションで「完了までウエイト」がチェックされていた場合、進みたいけど進めないのに
進むまでウエイトするということになり、結果としてゲームが止まってしまいます。前回お話した「フリーズ」です。
これを防ぐには「移動できない場合は飛ばす」にチェックを入れるか「完了までウエイト」のチェックを外します。
プログラムは意外と簡単にフリーズしてしまうものなので、気を付けましょう。


上で動いている女の子たちは、自分の動きに関係なく動いています。
これは赤いワクで囲った「自律移動」で「カスタム」設定にすることで入れることができます。
「頻度」は動きと動きの間の時間です。ダンスを踊る時は「最高」にしておくといい動きになりやすいです。
「ルート」の設定は右側の図のような感じ。「ウエイト」「回転」「ジャンプ」「移動」を組み合わせて動かしています。
(実際にはこの上と下にも命令が続いています)


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