ツクールでできる!?プログラミング教育のお話

4.困ッテンドー スイッチ(その2)
(プログラムを組むと自動で動くものが作れる、魔法のようで科学なお話)
家や部屋を出る時には電気・戸じまり忘れずに。…とはよく言いますが、そうは言っても
ついつい忘れちゃうのが人間というもの。必要なくなったら自動で消えてくれたら便利だなと思いませんか?
ついでに、必要な時に自動でついてくれたらもっと便利だなと思いませんか?

前回「ボタンを押すことでONにしたり、OFFにしたりできる電気」を作りました。
これのプログラムをちょっと工夫することで、必要な時に自動で電気がON・OFFになる仕組みを作ることができます。

前回と同じような階段と明かりですが、今度はスイッチがありません。
図の赤い線と黄色い線の部分に細工をして、自動で電気のスイッチがON・OFFになるようにします。


まず赤い線の部分から。
「プライオリティ」と「トリガー」という聞きなれない言葉が出てきました。
簡単に言うと「プライオリティ」を「通常キャラの下」、「トリガー」は「プレイヤーから接触」にすることで
「自分がここの上を通過した時に命令を実行する」という風になります。
※もっと詳しい説明もやろうと思えばできるのですが、ここはそれが目的ではないので省略させてもらいます。

実行する命令はこれ。前回と比べるとすごくシンプルです。
「ここの上を通過した時にスイッチがOFFだったらONにする」命令の完成です。
前回とちがい「そうでないなら」の部分がありませんが、何もしないときには何も書かなくてOKです。


黄色の線の部分はこんな感じ。プライオリティとトリガーに関しては赤い線の時と同じです。
赤い線の時とは逆に「ここの上を通過した時にスイッチがONだったらOFFにする」命令の完成。
この2つによって「赤い線の上を通ると電気がつき、黄色い線の上を通ると電気が消える」つまり
「階段を使おうとするときに自動で電気がつき、階段を使い終わると自動で電気が消える」仕組みができました。
実際にはもう少し工夫がいるのですが(階段の途中で自分以外の人が来た時にどうするかとか)
とりあえず今回は仕組みを覚えることが目的なので、簡単な組み合わせを使いました。

論より証拠!やってみましょう!

今回も実際に動かしてみましょう。

操作は前回と同じキーボードの矢印キーでキャラを動かし、Enterキーでボタンを押してください。
※画面が動かない時は、画面の上にカーソルを合わせてマウスの左クリックを押してください。
最初に選択画面が出るので、選択することで前回のものも引き続き動かすことができます。
ツクール(というかプログラム)を使う事で、自動の仕組みもけっこう簡単に作れるんです。

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