ツクールでできる!?プログラミング教育のお話

3.困ッテンドー スイッチ(その1)
(階段の電気のスイッチってどっちがONでどっちがOFFなの?と聞かれたら答えられなかった話)
家や部屋を出る時には電気・戸じまり忘れずに。…とはよく言いますが、
じゃあ電気のスイッチってどっちがONでどっちがOFFなのか?と聞かれると意外と困るかもしれません。


それというのも電気のスイッチにはどっちがONでどっちがOFFか、決まっているものと決まってないものがあります。
たとえばほとんどの部屋のスイッチ。これは決まっています。大体●のような印が付いている方がONだったり。
もちろんその逆のスイッチもありますが、スイッチごとにどっちがONでどっちがOFFかは決まっています。


では階段や、ろうかの両はじのように、1つの電気に2つ以上のスイッチがある場合はどうでしょう?
これは正確にはどちらがONでどちらがOFFか決まっていません。ONの時にスイッチを操作すればOFFに、
OFFの時にスイッチを操作すればONになります。
小学生の頃、どうしてこうなるのか、回路どうなってんだとか、不思議に思ったことがあります。
回路図で説明できる、という人もいるとは思いますがここはプログラミングのお話なのでそれは専門家にお任せして…。
実はこのようないろいろなスイッチも、プログラムを利用することで簡単に作ることができます。

いよいよRPGツクールの本領発揮!?

これは「ボタンを押すと電気のスイッチがONになるよ」という命令文です。


そしてこれは「電気のスイッチがONのときにボタンを押すと、電気のスイッチがOFFになるよ」という命令文。

左上の方に「1」と「2」が書いてありますが「電気のスイッチがON」の場合は「2」の方が優先されます。
これで「ボタンを押すと、電気のスイッチがONの時はOFFに、OFFの時はONになるよ」という命令の完成です。
ちょうど、階段の電気のスイッチと同じ感じになりました。※これをパターンAとします。


別の方法として「条件分岐」を使う方法もあります。「条件分岐(じょうけんぶんき)」というと難しそうですが、
簡単に言うと「条件を決めておいてその通りならA、そうでないならB」というように結果を分ける方法です。
人によってはこっちの方が作りやすいという人もいるかもしれません。
上の図の命令では「電気のスイッチがONだったらOFFにする。そうでないならONにする」という命令になります。
これでも階段の電気のスイッチと同じ感じになりました。※これをパターンBとします。


上の画面を見ると上と下にボタンがあります。上のボタンはパターンA、下のボタンはパターンBで命令を入れました。
命令の入れ方は違いますがどちらも「ボタンを押すと、明かりがついている時は消え、消えている時はつく」となります。

論より証拠!やってみましょう!

これは実際に動かしてもらった方が早いので、簡単なものを用意しました。
上の画像をクリックすると、ツクールで作成した今回の仕組みが体験できます。
操作はキーボードの矢印キーでキャラを動かし、Enterキーでボタンを押してください。
※画面が動かない時は、画面の上にカーソルを合わせてマウスの左クリックを押してください。
ツクール(というかプログラム)を使う事で、日常よく使うものも結構簡単に作れるよ、という例として考えてください。

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