ツクールでできる!?プログラミング教育のお話

1.物事には順番が…。
(順番通りにやらないと、困ったり困らなかったりするお話)
「物事には順番ってものがあるだろう?」という言葉をよく聞きます。実際そうです。
ところが世の中、実は「順番通りにやらなくても困らない」ことも多いのが本音なんです。


これがまた世の中のタチの悪いところで、この「順番通りにやらなくても困らない」ものがあることで、
「順番通りにやらないと困る」ことまで適当にしてしまう人の多いこと多いこと…(自分もそうです、情けない…)。


例として「おフロに入る」ことを考えてみましょう。やる事はたくさんあるのですがここは大ざっぱに
「服をぬぐ」と「湯ぶねにつかる」の2つで考えてみます。
そして「服をぬぐ」はさらに「シャツをぬぐ」と「ズボンをぬぐ」の2つに分けてみます。
さてこの場合「シャツをぬぐ」と「ズボンをぬぐ」、どちらを先にやるべきでしょうか。
答えはシンプルで「どちらでもいい」。順番通りにやらなくても困らない例と言えます。
ところが「服を脱ぐ」と「湯ぶねにつかる」の順番は「どちらでもいい」でしょうか?
もし「湯ぶねにつかる」を先にしてしまった場合、服を着たままおフロに入ることになり、困ったことになります。

↑こういうパターンまで責任は持てませんが…。

今度はツクールの画面を使って考えてみましょう。
この場合、男の子が階段に行くためには、右に1歩、上に1歩歩く必要があります。
では右と上、どちらから歩くべきか。これは「どちらでもいい」です。
先ほどの「順番通りでなくても困らない」例と言えます。

ではこの場合はどうでしょう?
この場合、右に先に歩こうとするとジャマなものがあるため、
階段までたどり着くことができません。
必ず「まず上、その次に右」ということになります。「順番通りでないと困る」例です。

さらに世の中はややこしくできていて、
「順番通りでなくてもよい」ものと「順番通りでないと困る」ものが混ざったことも多いです。
たとえば最初のおフロに入る例でも「シャツをぬぐ」「ズボンをぬぐ」「湯ぶねにつかる」の3つで考えた場合、
「シャツとズボンをぬぐ順番はどちらでもいいけれど、湯ぶねにつかるのは必ず最後」ということになります。
左の図で考えた場合なら、
最初は上→右でも、右→上でもいいですが、最後は必ず右です。

まとめるとこんな感じになります。
物事には「順番通りでなくても困らないもの」と「順番通りでないと困るもの」がある。
順番通りでなくても困らないものと、困るものが組み合わさっていることもある。
いろいろな物事がどのパターンなのか、調べてみても面白いかもしれませんね。

練習問題! 左の図で男の子が階段を目指します。
階段までたどり着ける動きには〇を
たどり着けない動きには×を付けましょう。

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