ステップ7 キャンセルを設定しよう! |
担当;ディセ、シワス |
シワス | ステップ7まで来てようやっと、あたし達ゴールドメンバーコンビの登場だね。 |
ディセ | まあな。とにかく今回はキャンセル条件の設定の仕方についてだ。 まずはキャンセル条件「C」を置いて各項目を確認だ。 |
シワス | 上の図で「ヒット」というのは、そのスクリプト上の攻撃が当たったら(ヒット・ガードは関係なく)キャンセルができるようになるってこと。 攻撃判定を持たないスクリプト、例えばガードなんかにこれを設定しちゃうと、キャンセルはできなくなっちゃうから気をつけてね。 |
ディセ | あと「ヒット」で気をつけるのは、「当たっている間だけ」「ヒットストップ中」という意味ではないということだ。スクリプトの中でいったん攻撃が 当たっていれば、たとえモーションの終わり際だろうが、上昇対空技の落ち際であろうがキャンセルできてしまうんだ。巷の格闘ゲームだと ヒットが条件の場合、ヒットストップ中か攻撃判定の出ている間だけというのが一般的だから、ちょっと違った設定になるな。 |
シワス | スキの大きい技をガードし、さあそのスキに反撃…とおもったらキャンセル無敵技で返された、なんてことになりそうだね。 |
ディセ | それはそれで面白い読み合いが生まれるとは思うんだ。カレンダーレイブの作者が格闘ツクールで作っていて思ったことらしいんだが 「無理してまで既存のゲームに似せる必要はない」ということなんだそうだ。戻り際や落ち際のスキにキャンセルができてしまっても 新たな読み合いができるんならそれもありなんじゃないかと。まあ気になるなら攻撃判定の消える部分にもう一つ「C」を入れて 上図右のように「不可」に設定すれば、そこを通り過ぎた後はキャンセル不可能にできるぞ。 |
シワス | で、「無条件」っていうのはもうホントに無条件。当たってようが外れてようが、落ち際だろうが技後のスキだろうが、どこでもキャンセル できちゃう優れものなんだね。「C」を攻撃判定発生よりも前に入れておけば、俗に言う「空キャンセル」だって可能だよ。 |
ディセ | 上部分でキャンセルできる状況を設定したら今度は、下部分「キャンセル条件」の枠内でキャンセルできる技を設定するぞ。 |
シワス | 「レベル指定」このレベルからこのレベルの間の技レベルのものをキャンセルできますよ〜というように設定できるもの。 技レベルはステップ6で説明してもらっているから大丈夫だよね。例えば「3〜6までの間」ならば技レベル3・4・5・6の技を キャンセルして出せるってわけ。「このレベルの技しかダメ〜!」という設定がしたい場合は上図左のように、同じ数字で設定すれば 特定の技レベルの技だけでキャンセルできる技も作れるよ。 |
ディセ | 「技指定」はそれよりさらに細かく、「この技限定でキャンセル可能」というのを作りたいときに有効だな。必殺技>派生技のような 特殊なつなぎや、ガードキャンセル技を設定したときにお世話になりそうだな。 |
シワス | キャンセルは色々と奥が深いから、ここで紹介しただけじゃなくて、「C」の置く場所や技レベルを工夫して、面白いゲームに なるように仕上げてもらいたいな。 |
※要注意! 共通リアクションで「やられ」にチェックが入っているスクリプト中は 「C」を入れてキャンセル可能にしておいても認識されず、キャンセルできません! |
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