ステップ22
システム変数を使ってみよう!
担当;オクト、ナヅキ
オクト  キャラ変数に続いて今度は、システム変数の使い方だね。
ナヅキ  ああ、システム変数はキャラ変数と違い、キャラとシステム間、システムと
ステージ間などのように、いろいろなところをつなぐことが出来る。用途が
あまりにも多いから、どこに使っていいのか迷ってしまうくらいだ。
オクト  とりあえず今回はシステム変数を使ったテクニックの一つ「超必殺技を
出した時に背景を暗転させる演出を入れる」のやり方を説明するから、これを
きっかけにシステム変数というものを少し理解してくれたらうれしいな。
ナヅキ  まずは超必殺技のスクリプト中の、画面を暗転させたいタイミングの
ところに上記のようにシステム変数の数値を変更させる命令を入れる。
図ではシステム変数Pとなっているけど、これは別のアルファベットでも
問題ないぞ。
オクト  次は背景に細工します。暗転させたい背景の中に、上で入力したシステム変数が指定の値になったら
色変更(この場合はRGB全てが−32に設定した部分)へ飛ぶようにスクリプトを組みます。
ナヅキ  システム変数の特徴の一つとして「ゲームを終了させない限り数値がリセットされない」というものがある。
だから要所要所で変数を0に戻す命令を入れておかないと、いろいろと不具合を起こす可能性が高いぞ。
上の場合なら色を元に戻す命令とセットで変数も0に戻して置けば完璧だ(図のスクリプト赤色部分)。
最後の水色のSGの飛び先は背景の先頭に戻しておけば、再び超技を使ったときに対応できるぞ。
オクト  システム変数はストーリーの分岐とか、特定条件で出現する隠しキャラなどを作る時にも使えるから
覚えておけば幅のあるゲームが作れるよ。ただ用途が広い分、16個しかないことを頭に入れて
おかないと意外に早く使い切ってしまう
から、きちんと計画を使うこと、あとどのアルファベットをどこに
使ったのかもきちんと覚えておかないといけないね。
ナヅキ  あと繰り返しになるが「システム変数はゲームを終了させない限りリセットされない」というのも
要注意だ。タイトルに戻っただけではリセットされないので2周目以降に不具合を起こしたくなければ、
タイトル画面のスクリプトに全システム変数を0に戻す命令を入れておくといいだろう。
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