2D格闘ツクール2nd解説サイト『DIV』トップページへ
『2D格闘ツクール2ndの館』入り口へ

 まず、ストーリーモード選択用キャラ用意します。このキャラは完全にストーリーモード分岐用のキャラになるので、「ストーリーで使用」「VSで使用」いずれのチェックも外し、またキャラセレ時のズレを防ぐため、使用キャラクターよりも下側に作成します。

そしてそのキャラの「開始時」の戦闘で、システム変数を1にする命令を入れます(画像ではEとなっていますが他のアルファベットでも問題ありません)。
 次は、使用可能となる全キャラクターの「開始時」に細工をします。「開始時」の中にシステム変数(上で設定したアルファベットとそろえてください)が1だったら「ストーリー開幕時」スクリプトへ飛ぶように命令します。「ストーリー開幕時」スクリプトはあらかじめ一行追加しておくと手間が省けます。

タイミング的に「システム変数Aが1になる(ストーリーモード選択用キャラ側で)→1だったら開幕時用スクリプトへ飛ぶ」という流れになるように、変数分岐をはさむのは1枚画像呼び出しを置いた後にするのがポイントです。絵は登場時最初の絵で、WAIT2はOKです(右図の丸で囲った、黄色い「I」がそれに当たります・。
 続いて、先ほど作った「ストーリー開幕時」用のスクリプト」を組みます。ここでは「コマンド入力分岐」を使って、Aが押されたらシステム変数(アルファベットは上記で使用していないものなら何でもOK、図ではLを使用しています)を100に、 Bが押されたらシステム変数を200に、Cが押されたらシステム変数Bを300にするように組みます。同一行で行っても、変数変化用スクリプトを新たに組んでもOKです。

図ではそれぞれの色の線が、飛び先を示しています。押されたボタンによって増える変数が変わるように組みます。
 今度はストーリーモード選択キャラのスクリプト内で「システム変数(一つ上で使ったアルファベット、ここではL)が0で無くなったら強制的に負けスクリプトへ飛ぶ」ように組みます。これで「キャラ側がストーリー選択画面でAかBかCボタンを押した時点で負けに飛ぶ」スクリプトが出来上がります。

そして「負け」スクリプトではシステム変数が100なら1番目のモードを選んだ画面、200なら2番目、300なら3番目、それぞれの画面が表示されるように画像呼び出しを組みます。それぞれEASY、NORMAL、HARDに対応させる感じにすると良いでしょう。画像呼び出しと一緒に押されたボタンに応じて体力を減らす命令を入れておきましょう。

※重要ポイントとして、このタイミングでシステム変数(最初に使ったもの、ここではE)は0に戻しておかないと、本編が始まってもキャラが「ストーリー開幕時」のスクリプトに飛んでしまい操作不能になりますのでご注意ください。
 あとは減らした体力→残った体力に対応するように
各キャラのストーリーで体力分岐を置き、体力に応じてジャンプさせれば出来上がりです。
プレイ可能キャラと、モードセレクト専用キャラのスクリプトを行ったり来たりするので、なかなか難しいスクリプトですが
難易度セレクトやモードセレクトがあるとゲームの間口が格段に広がると思います。制作ゲーム次第では是非挑戦したもらいたいテクニックです。
inserted by FC2 system